続いては、新千歳空港空港から1時間以内でついてしまう絶景スポットを紹介します。
その場所は、樽前(たるまえ)ガローと言います。ガローとは、切り立った崖の間を流れる川、という意味だそうです。
苫小牧市の観光サイトはこちらです、http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/kankojoho/kankoannai/nature_garo.html
場所はこちらです。
この樽前ガローは、苫小牧市から30分ほどの距離にあり、新千歳空港からも1時間以内で来ることができます。
大きな国道からちょっと入った場所にこのような絶景があるのは、非常に驚きです!
次に、樽前ガローはこのような配置をしています。道路から少し入った所に、下に降りる入り口があります。
この入り口では、かなり急で滑りやすくなっているので、気をつけて降りてください。(掴むための綱があります)
樽前ガローは、水深の深い部分が多く、長靴で移動できるエリアと、ウェーダーを着用しないと行けないエリアの2つに分けることができるので、勝手に絵にしてみました。
ちなみに、ウェーダーとは、このような、釣具屋さんなどで売っている腰以上までカバーできる防水具です。
長靴で行ける範囲は非常に狭いので、是非ウェーダーを持参することをおすすめします。
まずは、長靴のエリアです。範囲が狭いので、撮れる絵にこのようなもに限定されます。
撮影は基本的、絞りを絞ってシャッター速度を稼ぎました。NDは一部でのみ使用しました。
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F22.0,SS2.5sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F22.0,SS2.5sec)
続いて、水面の反射が美しいウェーダーのエリアの写真を紹介していきます。
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F22.0,SS2.5sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F22.0,SS2.5sec)
この両脇の間を歩いて通り抜けます。深さはひざ上くらいから、腰くらいまでの場所もあります、これはウェーダーがないと絶対に無理です。
5Dmk3 + Sigma 15mm F2.8 EX DG Fisheye (ISO100,F22.0,SS2.5sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F22.0,SS10.0sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F20.0,SS6.0sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F22.0,SS10.0sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F22.0,SS4.0sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F22.0,SS4.0sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F22.0,SS4.0sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F22.0,SS4.0sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F22.0,SS4.0sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F22.0,SS4.0sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F14.0,SS2.5sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F14.0,SS2.5sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8 IS ii USM (ISO100,F13.0,SS2.5sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F22.0,SS4.0sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F13.0,SS3.2sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F13.0,SS3.2sec)
最後は、NDフィルターをかませて、ISO感度も拡張感度設定であるISO50にしました。
入ってくる光を減らし、感度を低くすることで、絞りを開けながら露光時間を長くすることができます。
その結果、被写界深度を狭くしつつ水の流れを出す写真が撮影できました。ピントは岩の苔の一部にだけあっています。
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO50,F2.8,SS4.0sec)
拡張感度は非常用で画質が劣化するという考え方が一般的な様ですが、私的には十分実用に耐えれると思いました。(クリックして拡大してみてください)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO50,F2.8,SS4.0sec)
最後に、朝方に撮影した写真も紹介していきます、朝方はモヤが出ていてまた別の雰囲気を出していました。
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO50,F2.8,SS4.0sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F14.0,SS8.0sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F6.3,SS0.6sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F22.0,SS8.0sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F9.0,SS1.6sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F11.0,SS1.0sec)
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F20.0,SS2.5sec)
最後の最後に、デジタルレンズオプティマイザーの効果の検証を紹介したいと思います。
デジタルレンズオプティマイザーは、絞りを絞った時に顕著に現れる回折現象をソフトで補正するというセンサーからレンズまで一貫して製造しているキャノンならではの仕組みです。(http://cweb.canon.jp/eos/special/dlo/)
この仕組みがあるお陰で、絞りをF20以上に安心して絞り、シャッター速度を稼ぐことができます。今回の樽前ガローのようなスローシャッターを多様する場面では大きなメリットです。
今回は、この効果を下の写真で検証してみました。
まずは、DLO無し
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM (ISO100,F22.0,SS4.0sec) DLO無し
続いて、DOL有り
5Dmk3 + EF24-70mm F2.8 IS ii USM (ISO100,F22.0,SS4.0sec) DLO有り
ちょっと分かり難いですが、シャープになっています。それでは拡大してみましょう。
DLO無し(拡大)
DLO有り(拡大)
DLOを適用したほうが、岩の苔のエッジも、右上の葉っぱの拡大図もシャープになっています。これは有り難いツールです!
シャッター速度を稼ぎたい時に、絞り過ぎるのは、どうしても躊躇してしまうところですが、デジタルレンズオプティマイザがあることを考えれば安心できます。これもキャノンのサードパーティレンズとの差別化の大きな施策の1つだと思います。
画質にあまりこだわらない方には必要性が感じられないかも知れませんが、このような小さなコダワリの積み重ねが、見る人にリアリティーを伝える絵に繋がっていくことだと考えてます。
さて、樽前ガローは如何でしたでしょうか? 空港からも近く国道からちょっと入った場所にこのような絶景がある事自体に驚きですよね?
是非立ち寄ってみてください。
※撮影日:2015年8月14日