続いて紹介するのは、一年ぶりの花火の記事です。
今年は「彩雲孔雀千輪(さいうんくじゃくせんりん)」という花火で有名な三重県紀北町の「きほく燈籠祭」に行ってきました。
きほく燈籠は、毎年テーマごと作られる大燈籠と、近年SNS等で話題になっている花火「彩雲孔雀千輪」が有名です。
「彩雲孔雀千輪」は、打上げは会場に向かって彩雲孔雀が打ち上げられ、同時に後方には彩色千輪が打上げられる為、会場側から見ると夜空一面に広がる彩色千輪の前で扇の形に広がる彩雲孔雀が見ることが出来るそうです。
そんなきほく燈籠祭の撮影場所を紹介していきます。
通常花火は正面から撮影するパターンが多いのですが、今回のきほく燈籠祭では海へのリフレクション狙いで撮影を行いました。
まずは車の駐車場所ですが、こちらの図書館前が花火用に開放されていました。※15時ころ到着で十分空きあり。
図書館には綺麗なトイレもありました。
図書館から3分ほど歩いた場所で撮影を行いました。
15時過ぎでも既に三脚がずらりと並んでいました。
この周辺ではどこでもこのような画角の写真が撮影できます。この画角で35mmです。
50mmでもこの画角です。
それでは早速撮れた写真を紹介していきます。
通常の花火は、打ち上げ場所である橋の左側で打ち上げられます。
出典:きほく燈籠祭HP
花火は20時~21時に行われます。
プログラムはこのようになっており、目的の彩雲孔雀千輪は20時12分と非常に早いタイミングでした。
出典:きほく燈籠祭HP
まずは通常の打ち上げ花火です。
今回の花火撮影でもNDフィルターを使いました。
私が使用しているNDフィルターは、KenkoのND8です。
ND8とは光の量を1/8にするフィルターです。(8=2の3乗なので3段分の減感)
目的は、絞り過ぎによる画質の劣化を防いでます。
開始15分後、20時15分ころに、もう「彩色千輪」が打ち上げられました。
タイミングはそれほど難しくなく、音のタイミングでシャッターを開けました。
24-70mmのレンズで34mm設定で全体を捉えた横構図の写真です。
もう一枚は、50mmのレンズで縦構図で切り取りました。
今回は、AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VRとAF-S NIKKOR 50mm f/1.8G の2台体制で撮影をしました。
花火撮影で必須アイテムの優先レリーズでは2台同時に制御できませんので、WR-10のリモコンを使いました。
WR-10は過去記事でも紹介しています。
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このWR-10は、D850のレリーズに差し込むアダプターのWR-A10とコントローラーがセットになった商品です。
更にWR-R10をもう1個購入することで、D750などもう一台のカメラを同時に操作できます。
これら上の2枚をトリミングしたものがこちら。
彩雲孔雀以外の花火はこのような感じです。
これらは多重露出して、バランスの良い花火を合成してます。
上の写真を縦構図にトリミング。
上の写真を縦構図にトリミング。
後半も彩雲孔雀がありましたが、こちらは短い時間にたくさんのに花火が上がり過ぎて白飛びして撮影できませんでした。
皆さん、同じようでしたので技術の問題ではないと思います。
以上で、紀北町のきほく燈籠祭の紹介を終わります。
きほく燈籠祭は、打ち上げ数は約3000発とさほど大きな花火大会ではありませんでしたが、彩雲孔雀千輪は噂に違わぬ美しさでした。
写真好きな人はぜひ訪れて見てください。
※撮影日:2019年7月28日