今回紹介するのは、埼玉県は日高市にある、曼珠沙華まつりです。
曼珠沙華(まんじゅさげ)とは、彼岸花の別名だそうです。
毎年9月に彼岸花が一面に咲きほこる有名なイベントが曼珠沙華まつりで、日高市の巾着田(きんちゃくだ)の曼珠沙華公園で行われます。
巾着田は、日高市内を流れる高麗川の川の形がきんちゃくの形に似ていることから、「きんちゃくだ」と呼ばれるようになったそうです。
この曼珠沙華まつりの情報はこちらから。(http://www.kinchakuda.com/)
9月の彼岸花のシーズンになると朝の7時からオープンしています。(シーズンには三脚は使用できませんので、注意してください)
その巾着田の場所はこちら。
駐車場はありますが、シーズンの土日の開場時間である7時付近は大変混雑しますので、早めの到着が望ましいです。駐車料金は500円/台。
それでは早速撮れた写真を紹介していきます。
今回の曼珠沙華まつりの撮影のポイントとしては、奥行きのある風景ですので全てにピントを合わせるため、絞りを絞っての撮影が必要です。(ぼかしたい場合は別ですが)
絞りを絞ると当然シャッタースピードが遅くなりますので、三脚を使えない巾着田ではISO感度を上げる必要がありました。
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO200,F6.3,SS1/100sec)
カメラを高く掲げて見下ろす様に撮影することで、花の面積を広くして密集感が出せます。(広角レンズ:14mm)
上の写真と下の写真は、ほぼ同じ場所から撮影していますが、撮影時の高さが違うことで密集感がかなり違いますよね。
手で高く持って撮影する場合は、D850のようなチルトモニターがあると便利です。
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO800,F6.3,SS1/30sec)
早朝は曇り時々雨でしたので、コントラストが低めのしっとりとした感じに撮影できています。
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO400,F2.8,SS1/60sec)
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO400,F2.8,SS1/80sec)
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO400,F2.8,SS1/100sec)
こちらは24mm相当の画角がパノラマ合成しました。(3枚)
D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO250,F8.0,SS1/50sec)
こちらは40mm相当(4枚)
D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO250,F8.0,SS1/40sec)
さらには70mm相当(5枚)
D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO400,F5.6,SS1/60sec)
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO400,F2.8,SS1/100sec)
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO250,F2.8,SS1/60sec)
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO400,F2.8,SS1/100sec)
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO640,F2.8,SS1/320sec)
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO400,F2.8,SS1/50sec)
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO400,F2.8,SS1/1600sec)
D810 + AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (ISO640,F1.8,SS1/4000sec)
背景が緑の場所を探して撮影すると、彼岸花の赤が映えます。
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO250,F2.8,SS1/100sec)
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO160,F2.8,SS1/160sec)
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO160,F2.8,SS1/320sec)
被写体に近づいてマクロっぽく撮影することもできます。
AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VRは、最大撮影倍率が前モデルの0.11から0.21に上がっているのが、嬉しいポイントです。
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO160,F2.8,SS1/500sec)
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO250,F2.8,SS1/60sec)
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO250,F2.8,SS1/200sec)
露出を落として撮影しても、また雰囲気がガラっと変わります。
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO100,F2.8,SS1/100sec)
D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO400,F3.5,SS1/2000sec)
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO400,F2.8,SS1/2000sec)
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO400,F2.8,SS1/2000sec)
逆にハイキーでの撮影も良かったです。
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO160,F2.8,SS1/1250sec)
昼過ぎになって天気が良くなり、日が刺してきました。
光が入ってくるとまったく違った写真が撮れるのが、写真の楽しいところですよね。
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO200,F6.3,SS1/500sec)
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO200,F3.2,SS1/1600sec)
日が高くなると、彼岸花に直射日光があたりギラギラしてくるので撮影は早朝がオススメです。
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO200,F8.0,SS1/100sec)
今回はパノラマ写真を沢山紹介しましたが、ニコンのD850には、カメラ内でパノラマ写真を合成するモードはありません。
そのため、Lightroomなどの現像ソフトにてパノラマ合成をしています。
合成の方法は、Lightroomが最も簡単です。
そののち、球面、円筒などの合成方法を選択して、合成するだけです。
境界線ワープ機能を使う事で、通常は切り抜きされてしまう余白の白いの部分まで、画像を補間することができます。
詳細はこちらのLightroomのページを参照すると分かり易いです。(https://helpx.adobe.com/jp/lightroom/how-to/panorama-boundary-warp.html)
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO200,F2.8,SS1/4000sec)
光があるとコントラストのついたメリハリのある絵が撮影できます。
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO400,F2.8,SS1/6400sec)
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO400,F2.8,SS1/4000sec)
最後にストロボを焚いて撮影した写真も紹介します。
こちらはストロボは無し。これはこれで雰囲気がある写真になっています。
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO64,F9.0,SS1/60sec)
こちらが発光したもの。
D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO64,F9.0,SS1/60sec)
ちょっと強すぎたので発光量を下げます。
D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO64,F9.0,SS1/60sec)
D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO400,F3.5,SS1/2000sec)
D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO400,F3.5,SS1/2000sec)
D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO400,F3.5,SS1/2000sec)
ストロボは、カメラから外してオフストロボとして、リモコンで発光させています。
使用しているのは、過去記事でも紹介したWR-10です。
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ストロボは、SB-5000を使用しています。
この写真ではストロボを、大きく上方からかざして撮影しています。
D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO64,F9.0,SS1/60sec)
以上で巾着田の曼珠沙華まつりの紹介を終わります。
やはり花の撮影はバリエーションがあって楽しかったです。
しかもこれだけ広大な彼岸花の畑は圧巻ですので、風景からマクロ撮影、ストロボ撮影で一石三鳥くらいで楽しむことができました。
撮影目的の方は、シーズンはかなり混雑しますので、早朝からの撮影がオススメです。(三脚は使用できません)
コントラストを抑えてしっとりした感じに撮影したい場合は、あえて曇りの日に訪れてみるのも良いでしょう。
※撮影日:2018年9月22日