今回紹介する場所は、日本の飛行場の中でももっとも迫力のある写真が撮れると有名な飛行機撮影のメッカとも呼ばれている伊丹空港の千里川の土手です。
頭上をド迫力で通り過ぎていく飛行機が撮影できる素晴らしい撮影スポットです。また、夜の飛行機も撮影できることでも有名です。
場所は伊丹空港から少し離れた千里川という川の土手になります。
場所は、こちらになります。
近年、新しくコインパーキングができていましたので、とても便利になりました。
最寄りはこのオリックスパーキングだと思います。
このオリックスパーキングは、最大でも600円とのこと。(クリックで拡大可)
こちらが満車のときは、北側にタイムズのコインパーキングがあるので、そちらでも良いでしょう。
それではどんな写真が撮れるかを紹介していきます。
5Dmk3 + AT-X 16-28mm F2.8 PRO (ISO100,F4.5,SS1/3200sec)
頭の直ぐ上をド迫力の飛行機が10分から15分おきにガンガン通過し、着陸していきます。
私の最寄りのセントレアも、スカイデッキという飛行機がよく見えるように設計された空港ですが、ここまで間近で飛行機が見えるのならメッカと呼ばれるのも納得です。
上の2つの写真は、このタムロンの超望遠レンズ、SP150-600 F5-6.3 DI VC USD で撮影しました。
SP150-600 F5-6.3 DI VC USD
タムロンサイト(http://www.tamron.co.jp/lineup/a011/)
お手頃なお値段でフルサイズ機で600mmの望遠まで撮影できる便利ズームレンズでした。これまで使っていましたが特に不満は感じませんでした。
しかし、今回は、初めてキャノンの望遠レンズの中でも大三元と呼ばれる EF70-200mm F2.8Ⅱ USM を購入して持って行きました。
EF70-200mm F2.8Ⅱ
キャノンサイト(http://cweb.canon.jp/ef/lineup/tele-zoom/ef70-200-f28l-is-ii/)
テレ端が200mmということであまり期待せずに持っていったのですが、自宅にもどってパソコンで画像を見比べてびっくりです。素晴らしい色の抜けとシャープさです。まるで単焦点レンズで撮ったかのようなヌケです。
偶然にも同じ機体を撮影したので、比較してみましょう。
左がEF70-200mm F2.8Ⅱ USM、右がSP150-600mm F5-6.3 DI VC USD です。
ぱっとみ違いは分かりませんよね。じょじょに拡大していくと、
ここまでくればもう分かりますよね? 左のEF70-200mm F2.8Ⅱ USM のほうが、窓枠、リベットなどがシャープに映しこまれてます。
当然、機体の白に色のヌケも全然違います。
ということで、望遠側が足りなくても、EF70-200mm F2.8Ⅱ USM は非常に臨場感のあるを叩きだしてくれました。
やはり20万オーバーの理由はココにありました。
200mmまでなので、被写体の大きさではタムロンのSP150-600mmには勝てませんが、この空気感まで映しだす描写力は圧巻です。しかも上の写真はF2.8の開放です。
さらにだんだんと日が暮れて来ても伊丹空港の楽しさはさらに増えていきます。19時半ころから、滑走路のライトアップが開始しました。
さらに、ここで新レンズを持ち込みました。その低価格から撒き餌レンズとも呼ばれるEF50mm F1.8 STMです。
EF50mm F1.8 STM
これは、ちょうと2015年の6月に25年ぶりにリニューアルされたので、今回の夜の撮影のためにと出発の前々日にアマゾンでポチリ。
キャノンサイト(http://cweb.canon.jp/ef/lineup/standard/ef50-f18stm/index.html)
レンズ構成こそ全モデルEF50mm F1.8Ⅱから変わらないもののSTM化されAFもスムーズに動いてくれます。(もうジーコジーコ言うAFを待つ必要はありません)
さて、この50mmという画角は、千里川からの飛行機の撮影にベストフィットする画角でした。持って行って大正解です。
降りてくる飛行機を明るいF値で狙い撃ちです。
最後は、出発直前の飛行機を 光芒を出すためにFを絞って、1/6と少し長めの露光で撮影です。
シャッター速度は、1/6ですので、当然三脚は必須です。
以上が、2015年5月30日の撮影です。
※撮影日:2015年5月30日
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続いて、2017年も伊丹空港にリベンジしてきましたので、撮影した写真を紹介します。
今回は夜の撮影狙いで夕方に到着しました。
続いて、定番のカットです。離陸機体を狙う方が、低感度で撮影できます。
またレンズの焦点距離は、最低でも200mmは必要です。
以下は200mmで撮ってさらにトリミングしてあります。300mmは欲しいところです。
続いては、着陸中の飛行機をISO感度を上げて、SSを稼ぎながら撮影した写真です。
Lightroomで暗部を持ち上げても、ノイズが目立ってくるので、少々厳しいです。
やはり高感度での撮影は、D5など最新の高感度ボディが欲しくなってしまいます。
※撮影日:2017年5月7日
2018年に3度目のトライをしてきました。
土手の横からの眺めです。こちらも迫力があります。
※撮影日:2018年3月25日
ここからは4回目の撮影です、伊丹空港は何度訪れても飽きないスポットです。
このキラキラ感がたまりません。。何度でも撮影したくなります。
※撮影日:2019年3月16日
以上で千里川の土手の紹介を終わります。
なお、千里川の土手では、大型機が来た時には、かなり大きな突風が来ます。
この突風、甘く見てはいけません。なにせ自転車が倒れるくらい大きい時もあります。
私の三脚はかなり重めの三脚で苦労して運んでいるのですが、今回ばかりは重さに助けられたと思っています。
この千里川の土手ですが、家族連れやカップルなども沢山来ており、ヒコーキを楽しむことができます。写真に興味がない方にも自信を持ってオススメできるスポットです。