世界遺産にも登録されている知床半島に羅臼(ラウス)という町があり、
そこからオホーツク海のホエールウォッチングのツアーが出ています。
さくらの滝であったカメラマンが絶対オススメと言っていたので、言われるがまま申し込んでみました。(成り行きまかせな旅です。。)
ホエールウォッチングのツアーには、知床ネイチャークルーズやゴジラ岩観光など、いくつかのツアー会社があるが、そのカメラマン曰く、断然、知床ネイチャークルーズがいい!とのこと。
理由を聞いてみると、ネイチャークルーズの船長が非常に良いそうだ。どう良いのかは分からなかったのだが、実際に乗ってみたら分かったので、それは後ほど解説します。
まずは、羅臼の町の場所から。直ぐ反対に北方領土の国後島があります。
羅臼町の展望台から見た風景です。もう国後島が目と鼻の先です。
この羅臼の町の中心部から知床ネイチャークルーズのツアーが出ています。
こちらがネイチャークルーズのサイトになります。(http://www.e-shiretoko.com/)
ネイチャークルーズさんの受付オフィスの場所は、こちら。
港からこのような船に乗り込み、出航です。さて早速、撮れた写真を紹介していきます。
まずは、沖に出るまでに、イルカの群れに遭遇します。しかし、これがなかなかフレームに収めれない。。水面に現れる場所が予測できないからです。。
そうこうしているうちに、国後島が目の前に。。
ロシアとの国境付近まできたときにやっと1匹のクジラを発見。
水面に浮上している時間は、およそ5分から7分くらいとのこと、それが終わると、また水面深くダイブしていきます。
有名な尾ひれの写真は、そのダイブしていく瞬間なのだそうです。
クジラが現れて、船長がすかさずクジラに寄っていきます、そして最も寄れる場所で待機して、ダイブを待ちます。
船長がマイクでダイブするタイミングを教えてくれます、しかしデカい。
しかしながら、カメラは、7Dmark2のAPSにサンニッパ(EF300mm F2.8)をつけて、480mmの望遠で撮影しましたが、ちょっと遠い感じで迫力に欠けます。
しばらく、待った後に、2匹目に遭遇しました。
少し距離が離れていたので、速度を上げて移動していきます、なんとか間に合いそうです。
次は、2倍のテレコン EF2xiiiを付けて、960mmの超望遠でチャレンジです。
今度は、上手くいきました!
7Dmk2 + EF300mm F2.8L IS ii USM +EF2xiii (ISO200,F8.0,SS1/2500sec)
やはり、7Dmark2の秒間10コマ連写が活きてます!
5コマだと、ちょうど上の4枚の内、2枚しか得られないことになりますから7Dmark2、万歳です!
上の5枚を若干トリミングしたものが、下の5枚になります。ピントも合っていると思います、いい写真が撮れて満足です。
7Dmk2 + EF300 F2.8L IS ii USM +EF2xiii (ISO200,F8.0,SS1/2500sec) ※トリミング
この写真は、尾ひれに対して背面からダイブがよく見える位置に、船長が船を付けてくれたからこそ撮れた写真だと思います。
太陽の光も反射していい感じです。他にも観光船がいた中で、知床ネイチャークルーズの船が一番良い位置に付けていたと思います。
船長がいいから、オススメという理由がここで納得できました。(ありがとー船長!)
また、3回目の遭遇は、かなり距離が遠く、ダイブには間に合いませんでした。
これは逆に、2回目の遭遇がいかにラッキーな遭遇だったかが、理解できました。
以下、その他の写真達です、飛ぶ鳥達が水面にキレイに反射してます。
他の船と知床連山です。
最後に、知床ネイチャークルーズの船「Ever Green」です。
とにかく非常に満足できたクルーズでした、
写真も収穫なのですが、以下のことを実感することができました。
1;巨大なマッコウクジラの生態をリアルに感じることができた。地球の自然、動物って凄い。海にこんなデカい生物が住んでいるんだと実感。やっぱり地球は人間だけの星ではないんだと感じることができました。
2;北方領土がすぐ目と鼻の先にあるリアルな現実。領土/土地というリアルなプロパティめぐってをロシアと日本の利害が衝突している現実。国土って何かを実感しました。
船長を始めクルーズのスタッフの皆さん、ありがとうございました!
※撮影日:2015年8月11日