続いては根室本線の花咲線(はなさきせん)の撮影地を紹介していきます。
根室本線のうち釧路駅 - 根室駅間には花咲線の愛称が付けられている区間になります。富良野からはかなり距離がありますが、絶景スポットがたくさんある路線です。
まずは今回撮影してきた写真を動画にまとめましたので、ご覧ください。
花咲線の最初の撮影地は、釧路から更に東に進んだところにある別寒辺牛(べかんべうし)湿原です。
釧路湿原や霧多布湿原を知っていても、別寒辺牛はご存知ない人が多いと思いますが、1993年にラムサール条約に指定されてから注目を浴びている湿原です。
撮影ポイントは、水鳥観察館の少し先になります。
黄色のマーカのあたりに駐車可能なスペースがあります。
そこか5分ほど横の山に登って撮影します。(黒い線がルート)
最初は1のポイントへは崖を登っていきます。
根室方面へ向かってくる列車を撮影しました。
Z9+NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S (ISO720,F6.3,SS1/400sec,360mm)
Z9+NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S (ISO800,F6.3,SS1/400sec,400mm)
Z9+NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S (ISO1000,F6.3,SS1/400sec,400mm)
Z9+NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S (ISO720,F6.3,SS1/400sec,320mm)
Z9+NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S (ISO800,F6.3,SS1/400sec,320mm)
Z9+NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S (ISO640,F6.3,SS1/320sec,165mm)
Z9+NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S (ISO640,F6.3,SS1/320sec,230mm)
Z9+NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S (ISO900,F6.3,SS1/400sec,400mm)
Z7+IKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO400,F7.1,SS1/1000sec,150mm)
Z7ii+NIKKOR Z 24-120mm f/4 S (ISO800,F7.1,SS1/500sec,54mm)
Z7+IKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO400,F7.1,SS1/1250sec,175mm)
Z9+AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F8.0,SS1/1000sec)
Z9+AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F8.0,SS1/1000sec)
Z9+AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F8.0,SS1/1000sec)
Z9+AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F8.0,SS1/1000sec)
Z9+AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F8.0,SS1/1000sec)
続いては2のポイントへ向かいます。
2のポイントからは釧路方面行きを狙います。
Z9+NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S (ISO900,F8.0,SS1/500sec,300mm)
Z7ii+NIKKOR Z 24-120mm f/4 S (ISO800,F7.1,SS1/600sec,30mm)
ここは太陽を入れての撮影ですので、ハーフNDフィルターを使用して撮影しました。
こちらは望遠の300mmで撮影しました。
Z9+AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F8.0,SS1/800sec)
続いては3のポイントです。
③のポイントは線路の正面に位置しているので向かってくる列車を撮影することが可能です。
1、2よりも少し離れており山の中を少し歩きます(図中の黒線)が、絶対に抑えておきたいポイントです。
Z9+AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F7.1,SS1/800sec)
Z9+AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F7.1,SS1/1000sec)
3も目の前には障害物は無いので2と同じような構図でも撮影できます。
Z7ii+NIKKOR Z 24-120mm f/4 S (ISO800,F7.1,SS1/1000sec,24mm)
Z7ii+NIKKOR Z 24-120mm f/4 S (ISO800,F7.1,SS1/1000sec,24mm)
続いて紹介するのは、更に東に進んだこちらの落石(おちいし)海岸です。
落石は「朝日に一番近い街」と謡っているほと、北海道でも東に位置する町です。
花咲線と落石海岸のコラボレーションは、北海道の鉄道写真において大変有名なスポットです。
今回の撮影地はこちら。
鉄塔の横の砂利道を入っていきます。
駐車スペースも十分です。
撮れた写真はこちらになります。
ちょうど太陽が雲がかかり、海岸に押し寄せる波に光の筋が海に掛かりました。
Z7ii+NIKKOR Z 24-120mm f/4 S (ISO400,F7.1,SS1/3200sec,105mm)
パノラマ構図です。
Z7ii+NIKKOR Z 24-120mm f/4 S (ISO400,F7.1,SS1/640sec,105mm)
こちらは300mmの望遠レンズで撮影しました。
Z9+AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F7.1,SS1/2000sec)
こちらは雲がかかる前の一瞬と合成した写真になります。
こちらも波のダイナミック感が伝わりいい感じです。
Z7ii+NIKKOR Z 24-120mm f/4 S (ISO400,F7.1,SS1/3200sec,105mm)
縦構図です。
Z7+IKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO400,F7.1,SS1/1000sec,200mm)
Z9+AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F7.1,SS1/2000sec)
Z9+AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F7.1,SS1/2000sec)
落石海岸では風が強い日にはこのような風景が見られるとのことでした。
続けてはこの撮影地からすぐ近くのこちらのポイントです。
このポイントから10分ほど北に歩いていきます。
素晴らしい景色です。
かなり強風なのでストーンバッグで三脚を確実に固定します。
それでは撮れた写真を紹介していきます。
Z7+IKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO400,F7.1,SS1/320sec,120mm)
夕陽に照らされる花咲線の「ギラリ」を捉えることができました。
Z7ii +NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S (ISO400,F7.1,SS1/640sec,18mm)
Z7ii +NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S (ISO400,F7.1,SS1/640sec,18mm)
Z7ii +NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S (ISO400,F7.1,SS1/640sec,18mm)
Z7+NIKKOR Z 24-120mm f/4 S (ISO400,F7.1,SS1/640sec,36mm)
Z7+NIKKOR Z 24-120mm f/4 S (ISO400,F7.1,SS1/640sec,36mm,trim)
こちらはMavic Air2Sによる空撮です。(詳細はトップの動画をご覧ください)
Mavic Air2S (5.4K,30P)
Mavic Air2S (5.4K,30P)
Mavic Air2S (5.4K,30P)
日が沈んだ後は、こちらで夕陽と海岸を撮影しました。
Z7+NIKKOR Z 24-120mm f/4 S (ISO400,F7.1,SS2.0sec,28mm)
Z7+NIKKOR Z 24-120mm f/4 S (ISO400,F4.5,SS1.3sec,35mm)
Z7+NIKKOR Z 24-120mm f/4 S (ISO400,F4.5,SS1.3sec,31mm)
最後になりますが、花咲線の撮影のために根室方面に車で移動すると多くの鹿に出会います。
前触れもなく道路に飛び出してきますので、特に夜間の運転は注意が必要です。
Z9+NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S (ISO6400,F5.6,SS1/20sec,400mm)
以上で根室本線の花咲線の紹介を終わります。
極東の海に沈む夕陽の絶景は非常に北海道らしい風景でした。
また目に飛び込んでくる人工物の無い地平線、水平線や野生動物達がここが地球であることを思い出させてくれる場所でもあります。
簡単に行ける場所ではないからこそ是非訪れて欲しい場所です。
※撮影日:2022年11月7日