この記事では、フリーソフトでも簡単に作れるタイムラプス動画の作り方を紹介します。
前記事の続きで、旅先のスペインはバルセロナの写真を使ってタイムラプス動画を2つ作成してみましたので、最初に紹介します。
風景写真ではありませんが、FCバルセロナのスーパースター、メッシのフリーキックの画像を使ってパラパラ漫画風のタイムラプス動画も作ってみました。
出来上がった動画はこちら。タイムラプス部分以降にも写真を数枚組み合わせてます。
タイムラプスの撮影方法は、過去記事ではOM-Dを使っていたので、オリンパスビューワーを使ってタイムラプス動画を生成していました。
今では様々なフリーソフトが充実してきていますので紹介していきたいと思います。
1:Windos Moviemakerを使う方法 (現在ダウンロード提供は廃止されました)
この方法はもっともシンプルな方法かも知れません。まずは、ムービーメーカーを開きますとこの画面です。
画面右側の空間に、タイムラプス動画にしたい複数の写真をドラッグ・アンド・ドロップ or ビデオおよび写真の追加のボタンより、選択する以下のようになります。しかし、この状態ですと、写真1枚あたりの時間が7秒となっており、タイムラプスとはいえない状態です。
そこで、全ての画像を選択した状態で、メニューバー→編集→再生時間を、0.5秒などに変更することで、1コマあたりの時間を変更することができます。
この後、メニューバーでファイルの画面に戻り、ムービーの保存のボタンを押せば動画は生成されます。
2:StarTrailsを使う方法
こちらのフリーソフトも使い方がシンプルです。
英語のソフトではありますが、アイコンがあるので分かりやすく実用に支障はありません。Startrailsを開くとこの画面になります。
左上のファイルのアイコンからタイムラプス動画にしたい画像を全て選択します。
すると左のエリアに選択した画像がロードされます。
最後に、画面上のビデオのアイコンを選択すると、下の画面が開きますので、出力サイズ、フレームレートなどを入力して、最後に動画のファイル名を入力してOKボタンを押せば完成です。こちらも非常にシンプルです。
このStartrailsにはなんと彗星モードもあります。
彗星モードは、星の軌跡を彗星のように尾ひれを付けて彗星のように合成できるモードです。
fade inに設定すると、流れ落ちるような下向きの彗星になります。
Startrailsは英語ですが、タイムラプス動画生成から彗星モードまで様々な機能に対応していますので、オススメのソフトです。
3:シリウスコンプ(SiriusComp)を使う方法
最後に比較明合成のフリーソフトとして有名なシリウスコンプ(SiriusComp)ですが、タイムラプス動画も作成することが可能です。
私は現在ではほとんどこのシリウスコンプを使っています。
まずはソフトを立ち上げると以下の画面が開きます。
シリウスコンプはそもそも比較明合成のソフトですので、比較明合成をする過程で動画が出来上がるので、比較明合成の画像を生成することが前提条件です。
ですので、③の保存ファイル名の下の参照ボタンを押して、比較明合成のファイル名と保存場所を指定します。
次に、動画作成のタブに移動して、「動画をついでに作成する」と「動画ファイル生成時に・・・」にレ点を入れます。
その後、④の「画像ファイルを指定して比較明合成」のボタンを押します。
合成する各フレームの指定の画面で、タイムラプス動画にしたい画像を全て選択します。
画像を選択し終わると、比較明合成(+動画生成)が自動的に開始されます。
タイムラプス動画のみが目的あれば、比較明合成の画像は破棄して良いでしょう。
//2021年更新// 新しいバージョンのソフトでは、動画をサイズ毎に選択する仕様になり、4K動画にも対応しています。
4K動画の解像度は3840×2160ピクセルなので、4K動画が欲しい場合には、「2160」に設定しましょう。
※ただし、生成される動画の最大サイズは2GBになります。2GB以上は動画が分割されるので要注意です。
4K動画が当たり前になってきた中で、シリウスコンプの動画サイズ制限(2GB)がネックになってくる場合があります。
4:パノラプス(Panolapse)を使う方法(HD出力のみ無料)
最後にタイムラプス撮影した画像の中で焦点距離を変えながらパンする機能をもったパノラプスも紹介します。
画像をPanolapseにインポートを選択します。
するとこのような画面がでます。
Pan機能を使いたい場合は、Zoomの有効化にチェックを入れます。
すると焦点距離が入力できるようになります。
プレビューボタンでパンのデモが始まりますので、画面を直接マウスで操作してパンの開始位置や終了位置を調整します。
動画の主力にはエクスポートから設定します。
タスクをレンダキューに入れて、レンダリングの実行をすると処理が開始されます。
以上、タイムラプス動画作成のための4つのフリーソフトとその使い方を紹介してみました。方法はどれも簡単ですので是非試してみてください。
冒頭のパラパラ漫画風タイムラプス以外にも高精細な4K動画もこれらのフリーソフトで作成できますので、作成した動画を紹介させて頂きます。
/////////////////////////サッカー好きの方///////////////////////////////////////////////////////
以下はサッカー好きの方、ご覧ください。
メッシのフリーキックを7D mark2で、秒間10コマの連写モードで撮影しました。
こちらが撮影した静止画を組み合わせたGIF動画です。
GIF動画は常時コマ送りで再生されるのでお手軽感があります。
こちらが静止画です。
その他の静止画も紹介しておきます。70-200にテレコンを装着しての撮影でしたのでAFが少々厳しかったです。
ちなみに当日の試合の概要はこちら。
2016年と今となっては昔の試合ですが、Youtubeにも残っているメッシ、ネイマール、スアレスが大活躍した有名な試合です。(30:30秒くらいがメッシのフリーキック)
https://www.youtube.com/watch?v=N-1f7nVEdOM
15-16スペイン1部リーグは14日、第24節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は6-1でセルタ(Celta de Vigo)に圧勝した。
バルセロナは、リオネル・メッシのPKからのアシストで得点したルイス・スアレスのハットトリックなどで首位の座をしっかりと守った。
本拠地カンプ・ノウでバルセロナは前半にメッシの直接FKで先制点を挙げたが、セルタはヨン・グイデッティのPKでハーフタイムを前に同点に追い付いた。
それでも、スアレスが試合時間残り約30分としたところで主役の座を奪い、メッシのスルーパスから勝ち越し点を挙げると、さらに至近距離からチーム3点目を挙げた。
最高のプレーはここからだった。メッシがPKのボールをパスすると走り込んだスアレスがこの日3点目を決め、さらにバルセロナはイヴァン・ラキティッチとネイマールがそれぞれ追加点を挙げた。(c)AFP
以上、サッカー満載の記事となりました。風景以外も写真はやっぱり楽しいなと実感しました。