続いて紹介するのは、談山(たんざん)神社です。
談山神社は奈良県桜井市の南部に位置する多武峰(とうのみね)にある関西の日光とも呼ばれる場所です。
秋は3000本ものカエデに包まれる美しい紅葉を見ることできます。
神社には藤原鎌足公が祀られおり、中大兄皇子とこの山で国家改新の密談を交わしたことから大化改新談合の地として知られています。
談合をした「談い(かたらい)山」というのが、神社の名前の起源だそうです。
また木造で唯一現存している十三重塔は室町時代に再建されたもので、11月中旬から下旬にかけての紅葉の夜間ライトアップも有名です。
談山神社のHPはこちらです。訪問前には事前に情報をご確認ください。
談山神社の場所はこちら。先に訪れた長谷寺からは車で30分ほどです。
紅葉シーズンということもあり、駐車場は155号線に長い列ができており、西側からしか列に並べませんでしたので、東側から訪問する場合は要注意です。
談山神社に到着した時刻は16時、すでに日は傾きかけてきていましたので、真っ先に十三重塔に向かいました。
それでは撮れた写真を紹介していきます。
境内での三脚の使用は可能でしたので三脚を使用しての撮影です。(人が多いところでの三脚は使用に注意しましょう)
画面左下のライトアップ光が強いため、ハーフNDフィルターを使用してライトアップの照明を抑えて画面全体の露出を整えています。
具体的使用例は、記事の後半でお伝えします。
だんだんと日が暮れてきました。
同じ縦構図でも見上げる位置によって、画角に入ってくるものが異なり全く違った絵になります。
左中央に見えるのは月です。
ホワイトバランスをアンバーにすると全く違った雰囲気になります。
これはこれで好きです。
最後に境内の写真を紹介します。
こちらのけまりの庭からも十三重塔を見ることできます。
この上の写真の撮影にはハーフNDフィルターを使っています。
街灯の光が強いのでその光をハーフNDで抑えて画面全体の露出を整えています。
ハーフNDを使わずに撮影した写真がこちら。
シャドウを持ち上げれば、ハーフNDと思われがちですが、このように明暗差が激しい場合にはシャドウを上げた階段のところは汚くなってしまいます。
ですので、ハーフNDで露出を丁寧に撮影しておくに越したことはないということになります。
今回使用したのは、詳細にはハーフNDより使いやすいバランサーGNDというフィルターです。
このバランサーGNDは、通常のハーフNDよりも境目が滑らかなので、地平線など明暗がはっきりしていない場合にも使うことができます。
このバランサーGNDを使用した比較画像も紹介しておきます。(左側がハーフND無し、右側がハーフND有り)
その他の写真も紹介しておきます。
以上で談山神社の紹介を終わります。
ライトアップの時間は日没~20時まででした。
また境内での三脚は使用できるのでましたので、じっくりつライトアップ撮影を楽しむことができました。
また従来ライトアップの撮影にフィルターを使うことはありませんでしたが、境目のないH&YのバランサーGNDはとても使いやすく、クオリティーの高い写真になったと思います。
バランサーGNDはH&Yでしか販売されていない商品で、すこしお値段はしますがオススメの商品ですのでお試しください。
※撮影日:2022年11月27日