続いて紹介するのは、引き続き北海道の三大かわいい動物からシマエナガを紹介します。
シマエナガは、北海道に生息するエナガ科の鳥の一種でだそうですが、その可愛さからSNSで大人気の野鳥です。
北海道では広く全域に生息しており、札幌市内の円山公園や旭山記念公園などでも見かけることがあるです。
しかし、どちらの公園も広大な敷地ですので、仮に探し回り幸運にもシマエナガと遭遇したとしても、その小さいサイズに気付くのはとても大変だと思います。
そこで今回撮影してきたのは、こちらの千歳市のバードウォッチングカフェというバードウォッチング専用のカフェです。
なんとこちらのカフェでは、ただ待っているだけでシマエナガの方から訪れて来てくれます。
ただし、待ち時間は日によってバラバラで多い時には、一日に軽く10回以上、少ない時は数回しか来てくれない時もあるそうです。
こればかりは運かも知れませんが、公園を果てしなく探し歩くより、カフェでまったりコーヒーを飲みながらシマエナガの登場を気長に待つことができるのが、このカフェの特徴です。
バードウォッチングカフェの場所はこちら。
新千歳空港から車で20分ほどです。駐車場はありますが、少な目なので要注意です。
シマエナガの観測シーズンは、1月から徐々に現れ始めて3月ころまで見ることができるそうです。
通常のカフェのスペースのすぐ横に撮影スペースは専用の部屋が作られており、撮影するカメラマンはこちらに待機するかたちで撮影します。
撮影スペースは、このように迷彩ネットの穴からレンズを出して撮影する形になります。
写真左にあるようにミニ三脚を持参されている方がほとんどでした。
レンズを手持ちでも肘をつきながら撮影することは可能ですが、長時間の撮影を考えるとミニ三脚があったほうが便利です。
バードウォッチングカフェの庭はこのようになっており、餌場が用意してあり、バードウォッチングができる仕組みになっていました。
午前と午後に2部の予約制になっていますので、事前の予約が必要です。
それでは撮れた写真を紹介していきます。
300mmでこの画角です。ちょっと遠い感じです。
D850 +AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F4.5,SS1/3200sec)
上の写真を約2倍の600mm相当にトリミングしてみました。
愛くるしい瞳が可愛さ倍増です。
D850 +AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F4.5,SS1/3200sec,trim)
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO400,F4.5,SS1/3200sec,trim)
D850 +AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F4.5,SS1/3200sec,trim)
D850 +AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F4.5,SS1/3200sec,trim)
D850 +AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F4.5,SS1/3200sec,trim)
バードウォッチングカフェにはこのように餌場があります。
D850 +AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F4.5,SS1/2000sec)
D850 +AF-S Nikkor 300mm f/2.8G ED VR II (ISO400,F4.5,SS1/4000sec,trim)
ここからは500mmF4での撮影です。
500mmクラスの望遠レンズになると最短撮影距離が4m~5mほどなるので、近くの場所ははピントが合わない場合があるので、レンズ選びは要注意です。
AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VRは、最短撮影距離が4mで、手前の餌場がギリギリでした。
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO400,F6.3,SS1/1600sec,trim)
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO400,F6.3,SS1/1600sec,trim)
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO400,F6.3,SS1/2000sec,trim)
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO400,F6.3,SS1/1600sec,trim)
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO400,F6.3,SS1/2000sec,trim)
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO400,F4.5,SS1/1600sec,trim)
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO400,F4.5,SS1/1600sec,trim)
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO400,F4.5,SS1/1600sec,trim)
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO400,F4.5,SS1/1250sec,trim)
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO400,F4.5,SS1/1600sec,trim)
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO400,F4.5,SS1/1600sec,trim)
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO400,F4.5,SS1/1600sec,trim)
バードウォッチングカフェで観察できたシマエナガ以外の野鳥です。
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO200,F4.5,SS1/1000sec,trim)
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO200,F4.5,SS1/800sec,trim)
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO200,F4.5,SS1/1250sec,trim)
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO400,F4.5,SS1/1250sec,trim)
D850 +AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR (ISO400,F4.5,SS1/5000sec)
以上でバードウォッチングカフェでのシマエナガ撮影の紹介でした。
この日はシマエナガは10回以上も訪れたようで、皆さん大変満足されていました。ただ、とてもすばしっこいので撮影には苦労しました。
またシマエナガは、手前の止まり木から奥の木にもランダムに移動します。
この時、測距距離が大きく変化するので、望遠レンズの被写界深度は非常に浅く、ファインダー越しに被写体を認識しAFを合わせることは難しいと感じました。
お手持ちのレンズがズームレンズの場合は、画角は広角に構えておき被写体を認識しやすくしておき、被写体が来たら徐々に望遠にしていくなどで対応できると思います。
単焦点レンズの場合は、フォーカスリングを手動で動かしたり、あらかじめピント位置を記憶しておくメモリーリコール機能を使うなどの工夫が必要だと思いました。
撮影の後は、冷えた身体をコーヒーで温めます♪
※撮影日:2021年3月14日