続いて紹介するのは、山形県は花沢市の銀山温泉です。
銀山温泉はその名の通り江戸時代初期に銀山として栄えた場所です。
銀山で働く工夫が温泉を発見し、銀山の衰退後の大正時代には湯治場から温泉街となり今の銀山温泉になったそうです。
またNHK連続テレビ小説「おしん」の舞台として一躍全国に知られることになったそうです。
特に木造建築の旅館街にガス灯が点灯した景観は大正時代を思い起こさせます。
銀山温泉の場所はこちら。
注意点として、銀山温泉には宿泊者以外用の駐車場はありませんので、車で移動の人は温泉手前の大正ロマン館に駐車してバスで移動することになります。
大正ロマン館の場所はこちら。
銀山温泉行きのバスは20分ほどの間隔で頻繫に出ていましたので、ここに車を停めてバスで移動です。(往復300円)
バスの運行時間は夜18時過ぎで終わりますが、銀山温泉から徒歩で約20分以内ほどで帰ることができます。
それでは撮れた写真を紹介していきます。
今回の撮影でもストロボを焚いて雪を撮影しました。
なるべく絞りを開けて(数値の小さい方)で撮影がすると、雪が丸く写ります。
私が普段使っている設定は、マニュアル設定で、下の3つの調整をして撮影しています。
①被写体の露出はカメラの設定で調節する。(ストロボの光に頼らない)
②雪の明るさをストロボの光量で調整する。(光量大:遠くの雪も写る⇔ 光量小:少ない)
③絞りの大きさで雪の形を調整する(開ける:丸い ⇔ 絞る:小さい)
ストロボの光は背景を明るくするものと考えがちですが、あくまで雪を写すだけの設定として使用します。
使用したストロボはこちらのSB-5000。
徐々に日が暮れてきました。
最初の撮影ポイントは、川上のこちらのポイントです。
ガス灯の点灯時間は16:30頃でした。
更に日が暮れていきます。
こちらの撮影時刻は16:59分、マジックアワーを狙って撮影しました。
WBをアンバーに振ってみます。
上の写真をホワイトバランスを青よりに調整してみました。
広角レンズでの撮影です。
広角の14mmでの撮影です。
この広角の写真をトリミングし、建物が垂直方向になるように補正しました。(チルトシフトレンズと同様の補正です)
チルトシフトレンズについて過去記事を参照ください。
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ティルトシフトレンズで逆さサクラダファミリアを撮る (Sagrada Familia by Tilt Shift lens:TS-E24mm)
続いてスペインを紹介していきます。 こちらは普通に誰でもこれる撮影場所です、 生誕のファザード側の公園に池がありますので、その池の縁になります。 ここで撮影すると、このような定番のサクラダファミリ ...
撮影ポイントがたくさんあって困ります。。
また今回の撮影で、ケンコーのブラックミストフィルター(No.05)というものを使ってみました。
ブラックミストフィルターは、ミスト(霧)がかかったような雰囲気のある写真が撮れます。
ソフトフィルターとはまた違った柔らかい雰囲気になります。
川下のこちらのポイントではこの風景が撮れました。
こちらは上流と下流の中間くらいの場所からの撮影です。
銀山温泉には沢山の小さな橋が架かっていて、沢山の撮影ポイントがあります。
ガス灯も撮ってみました。
ちゃんと2つとも点灯していて良かったです。(点灯していない写真を見たことがあります)
撮影後は大正ロマン館まで約20分ほど歩いて帰りました。
道中街灯は少ないのでヘッドライトがあると良いでしょう。
以上で銀山温泉の紹介を終わります。
雪の降っている銀山温泉は予想通り素晴らしい景色でした。
ぜひ降雪のタイミングを見計らって訪れてみてはいかがでしょうか?
※撮影日:2020年12月26日
※YouTubeにも動画を投稿しています。チャンネルはこちら。