今年最後の紅葉の撮影は、京都の東寺に行ってきました。
京都市南区九条町にある真言宗の総本山である東寺は、教王護国寺とも呼ばれています。
東寺の創建は延暦15年(796年)で、世界遺産にも指定されており、金堂や五重の塔や仏像など、数多くの国宝や重要文化財が収められてます。
中でも五重の塔は高さ54.8メートルもあり、日本一の高さを誇る木造塔となっています。
東寺では例年、春と秋の年2回、「紅葉ライトアップと金堂・講堂の夜間特別拝観」が行われ、期間中は全国から多くの人々が訪れます。
期間: 2019年10月26日(土)〜12月8日(日)
拝観時間: 午後6時30分~午後9時30分(受付は午後9時まで)
入場料:1000円(大人)
東寺の駐車場は、下の地図の慶賀門(けいがもん)が入り口となっており、平日の17時くらいであればさほど混雑していないようでした。
夜間特別拝観の入り口もこの慶賀門でした。
なお、東寺の拝観時間は、朝8時~17時までとなっており、17時以降は夜間特別拝観が開始する18時30分までは入場することができません。
本来であれば、日没のタイミングのマジックアワーを狙いたいところですが、ちょうど日没時間は入場することできません。
そこで今回私が使用したのが、「夜間”先行”特別拝観」というチケットがJR東海ツアーズから1500円で販売されており、この日没の17時~18:30に入場することが可能になります。
人もほとんどいませんし、18:30になってもそのまま東寺内に滞在することが可能ですので、非常にオススメです。(JR東海ツアーズ 京都支店:075-661-8018)
※毎年のサービスかどうかは不明ですので、ご自身でご確認ください。
それでは撮れた写真を紹介していきます。
東寺での撮影ポイントは、分かり難い場所があるので、詳細のマップを書いてみました。
まずはもっとも人が集まる①の場所から。
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO400,F5.6,SS1/4sec,21mm)
こちらが最も簡単に見つかる撮影ポイントなのですが、右側に丸いツツジのような庭木が写ってしまいちょっと残念な感じです。
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO400,F7.1,SS1/10sec,14mm)
D850 +24-70mm F/2.8G ED VR (ISO1250,F5.6,SS1/25sec,29mm)
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO400,F5.6,SS1/5sec,15mm)
続いては、もっともオススメな②の撮影ポイントの紹介です。
こちらがポスターなどになっているポイントです。
池の方に身を乗り出しての撮影が必要なので、撮影できないと思い、ほとんどの人が通り過ぎてしまいます。(私も一度通り過ぎてしまいました。)
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO1000,F6.3,SS1/10sec,14mm)
この②のポイントからだと、五重の塔の左右に木々を収めることができます。
また先述の先行拝観時間に撮影することで人も入りませんでした。
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO800,F8.0,SS1/5sec,14mm)
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO800,F8.0,SS1/5sec,14mm)
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO800,F8.0,SS1/5sec,14mm)
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO800,F8.0,SS1/5sec,18mm)
D850 +24-70mm F/2.8G ED VR (ISO1000,F6.3,SS1/15sec,24mm)
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO800,F8.0,SS1/4sec,21mm)
D850 +24-70mm F/2.8G ED VR (ISO1000,F6.3,SS1/15sec,24mm)
続いては、③のポイントです。
このポイントからは金堂と池を写すことができます。
D850 +24-70mm F/2.8G ED VR (ISO100,F9.0,SS8.0sec,29mm)
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO400,F5.6,SS1/3sec,17mm)
更に風が吹いたタイミングを狙って長時間露光をすると、落ち葉が流れている感じにも撮影できます。
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO64,F14.0,SS30sec,14mm)
D850+24-70mm F/2.8G ED VR (ISO100,F9.0,SS5.0sec,29mm)
最後は、④のポイントです。
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO400,F8.0,SS0.8sec,24mm)
また庭園外のこちらの場所からも撮影できます。
D850+24-70mm F/2.8G ED VR (ISO100,F16.0,SS8.0sec,40mm)
D850 +24-70mm F/2.8G ED VR (ISO400,F6.3,SS0.5sec,50mm)
ただし、1点注意して欲しいのが、三脚の使用です。
17:00~18:30までの先行拝観の時間は、三脚の使用は不可ですのでご注意ください。※その後の一般の夜間拝観では可となっています。
以上で東寺の秋の夜間特別拝観の紹介を終わります。
東寺のライトアップでは、紅葉は散ってしまった木々があってもそれほど目立ちませんので、写真撮影にはオススメのスポットだと思いました。
また春の特別拝観では桜が、11月の世界糖尿病デーにはブルーにライトアップされた東寺が有名ですので、またチャレンジしてみたいと思います。
※撮影日:12月3日
2020年は、世界糖尿病デーのライトアップを撮影してきましたので紹介します。
世界糖尿病デーは、WHOが定めた国際デーで、インスリンの発見者の誕生日である11月14日にあたります。
世界糖尿病デーには、日本全国各地でブルーのライトアップが行われているようです。
こちらは日の入り前です。
D850 +AT-X 17-35 F4 PRO FX (ISO100,F5.0,SS1/125sec,17mm)
17時で一旦退場してから、再入場になります。
D850 +AT-X 17-35 F4 PRO FX (ISO400,F7.1,SS1/4sec,29mm)
D850 +AT-X 17-35 F4 PRO FX (ISO640,F7.1,SS0.3sec,29mm)
徐々に暗くなっていきます。
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO400,F7.1,SS0.4sec,24mm)
ブルーライトアップは空が暗いほうが絵になるかも知れません。
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO640,F8.0,SS0.6sec,19mm)
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO640,F8.0,SS0.6sec,14mm)
こちらは、①と③の場所の中間に燈籠の付近から撮影しました。
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO400,F5.0,SS1/5sec,14mm)
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO400,F10.0,SS1/4sec,24mm)
こちらは③からの撮影です。
この③のポイントが一番紅葉が進んでいました。(2019年訪問時は既に散り始めていました)
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO400,F8.0,SS1.0sec,14mm)
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO400,F4.5,SS6.0sec,20mm)
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO64,F13.0,SS30sec,14mm)
真っ黒な空に吸い込まれるにブルーの五重塔は圧巻でした。
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO400,F13.0,SS1.3sec,16mm)
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO500,F8.0,SS1.0sec,14mm)
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO400,F8.0,SS0.8sec,24mm)
D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO200,F8.0,SS1.3sec,16mm)
ブルーライトアップは庭園外からも見えます。いつもよりすごく目立ってます。
D850 +AT-X 24-70 F2.8 PRO FX (ISO200,F7.1,SS1.0sec,70mm)
D850 +AT-X 24-70 F2.8 PRO FX (ISO200,F7.1,SS5.0sec,70mm)
以上で東寺の世界糖尿病デーのブルーライトアップの紹介を終わります。
ブルーライトアップされた東寺は想像以上に青く見えました。
一年に一度しか見れないブルーライトアップ、是非訪れてみてください。
※2020年11月14日