今回紹介するのは、瀬戸大橋に沈んでいく夕日と、瀬戸大橋を走っている快速列車「マリンライナー」です。
しかし、ただ夕日と列車を一緒に撮影しただけではありません、列車と夕日がちょうど重なる感動的な瞬間があるのです。
本州の岡山駅から四国の高松駅まで、普通列車や快速列車が運行しており、そのいずれかと瀬戸大橋に沈む夕日が重なるタイミングが年に約6日ほどあります。
それは秋の10月18日頃の3日間と冬の2月16日頃の3日間です。
この限られて期間に、これから紹介する撮影スポットから見て瀬戸大橋に夕日がちょうど真西に沈むことで、この奇跡のタイミングを撮影することができます。
まずはその撮影地は香川県のこの場所になります。
駐車するスペースはあまりありませんので、できる限り道路沿いに邪魔にならないように駐車するしかありません。
撮影シーズンには警察も来ることがあるようなので、撮影禁止にならないようにマナーを守って駐車しましょう。
撮影地はこのような感じです。※白線の内側で撮影を心がけましょう。
現地には16時前には到着しておきましたが、スペースがあるため場所取りは困難ではありませんでした。
それでは撮れた写真を紹介していきます。
まずは日の高い時間から。17時30分頃です。
この画角で約550mmです。
撮影に当たっては500mm以上の望遠レンズを推奨します。
下の写真は、70-200mmに1.4倍テレコンをかませて、280mm相当をパノラマにトリミングしました。
徐々に日が暮れていきます。
太陽がこの位置で、17時39分です。
17時42分、ついに太陽と重なるであろう列車が右から来ました。
太陽はかなり早いスピードで沈んで来ます、なんとか列車と重なりそうです。
「間に合うか?」「来るか?来るか?」興奮しており、既に声に発してします。
おお、おおっ!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
先頭列車がちょうど太陽の端に掛かります。
トリミングで更に拡大します、180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VRにテレコンをONにして撮影た550mmの写真を、約2倍にトリミングしたので約1000mm相当だと思います。
マリンライナーの2階建ての先頭の列車の1階部分もクッキリ見えます。流石はD850です。。
そして何事もなかったかのように、列車は過ぎていきます。
ここまでは、ホワイトバランスを曇天で現像した写真を紹介しましたが、晴天で現像してもまた異なる雰囲気に仕上がりましたので紹介しておきます。
以上で、快速列車マリンライナーに重なる瀬戸大橋に沈む夕日の紹介を終わります。
如何でしたでしょう? 私は幸運にもたった1度の遠征で、この幸運に当たってしまいました。
嬉しい反面、1年分の写真の運を全て使いきってしまったようで、ちょっと怖い気もします。
撮影地は香川県と遠方ですので、この奇跡の瞬間の為だけに行くのはかなりリスクがありましたが、反面それに出会えた喜びは何事にも代えがたい瞬間でした。
ガッツポーズをしたのは何年ぶりでしょうか?(笑)
※撮影日:2019年2月17日
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撮影の際は、ずっと隣でご一緒させて頂いたゆきさん、とても貴重で楽しい時間を共有させて頂いたと思います、ありがとうございました!
ご指摘のように太陽にちょっとパワーがなく低コントラストだったので、またいつか参戦したいと考えております、宜しくお願いします。