今回は、山陰地方を走る山陰本線を紹介したいと思います。青森県の五能線に勝るとも劣らない青い海はまさしく絶景です。
思えばこのブログも日本の記事が増えてきて、特に鉄道風景が増えてきたように思います。
私もこれまで沢山の国を見てきましたが、鉄道が庶民の足としてJRや私鉄など様々な路線がこれほどまで密に張り巡らされている国は日本だけでしょう。
つまり、鉄道風景≒日本らしい風景とも言えると考えています。
前置きが長くなりましたが、早速、山陰本線の絶景を紹介していきます。
まずは、餘部(あまるべ)駅の紹介です。兵庫県美方郡香美町にある餘部駅は、地上約40Mの高さにあり「空の駅」として日本海の一望できる駅でもあります。
場所はこちら。車は道の駅あまるべに駐車して、餘部駅の上まで歩きます。時間にしては5分~10分ほどで到着します。
この餘部駅の隣には、かつて余部(あまるべ)鉄橋という鉄橋があり、その独特な構造と鮮やかな朱色がもたらす風景は、鉄道ファンのみならず、山陰地方を訪れる観光客にも人気がありました。
現在、余部鉄橋は、ご覧の様にコンクリートの橋へと建て替えられています。しかし、旧鉄橋の一部は残されており、「空の駅」の展望施設としてその上に立つことができます。
※地域の名前である余部(あまるべ)と餘部(あまるべ)駅の漢字表記は異なります。
また撮影スポットは、空の駅とは反対側にありますので、間違えないように。
餘部駅は午後が順光になります。
続いての撮影スポットは、香住海岸を一望できるこちら。
こちらの撮影場所は、県道4号線からとある林道に入っていきます。その林道の目印になるのは斎場です。
斎場を挟んで反対側に林道があります。車高の高い車であれば通れますが、そうでない場合は徒歩が望ましいです。
林道を進み、途中で分岐があるので、左に進みます。しばらく進んだ後で、大きな左カーブの前で、尾根へ続く道がありますので、車を停めてそちらへ入ります。
この尾根への道に入るポイントが分かり難いので、写真を載せておきます。基本はGoogleMapのポイントを目指して移動してもらえれば迷うことはないと思います。
なお、車で行く場合、この地点より先はかなり険しいので注意ください。Uターンできないので私は大変な目にあいました。
この地点から尾根を歩くこと10分ほどで、この撮影場所へ到達することができます。
このスポットはとにかく絶景でした。苦労してでも行く価値はあります。※午前中が順光
続いての撮影場所はこちらの山の中です。柴山駅を東に進むと、山へ登る林道があります。こちらもかなりの登山が必要になります。
林道の入り口から、25分~30分くらい登山すると、このような小屋が見えます。
その右手方向には、古いブランコのある広場のような場所があります。そのブランコの裏側に尾根を下る「けもの道」がありますので、そのけもの道を降りていきます。
私が訪れた時、この道はすでに道と呼べる状態ではありませんでした。道なき道を尾根沿いに下るといった感じです。(きっと女子には無理でしょう)
しかし、最終的にこのような絶景に出会うことができます。
列車が顔を出すのは一瞬です。
実際には、山陰本線のすぐ横を国道11号線が通っています。構図的には隠したほうが良いかも知れません。
以上、兵庫県の山陰本線の撮影スポットの紹介でした。
五能線の時も思いましたが、5月の日本海は本当に青いなと改めて感動しました。
ちなみに、今回の山陰本線の撮影にあたっては、こちらのサイトを参考にさせて頂きました、ありがとうございました。(http://fascination4u.web.fc2.com/sunin.html)
しかし、文章だけを頼りに撮影場所を探すにあたってはかなり苦労しましたので、GoogleMapでポイントを登録しておきましたので、今後撮影してみたい方は参考にしてみてください。
そもそもこの撮影スポットを探し当てた先人達に、よくこんな場所を探し当てたものだ、と素直に驚かざるを得ませんでした。
とはいえ、風景写真がメインの私ですが、やってることは撮り鉄さんとほぼ変わらないな。。
※撮影日:2017年5月18日