続いて紹介するのは、福井県大野市の越前大野城(えちぜんおおのじょう)です。
越前大野城は、標高249mの亀山という周囲1.5Kmの小さな台地に建てられた平山城です。
11月頃~3月くらいまで、寒暖差で大野盆地に発生する雲海の上に浮いて見えることもあって、その姿が天空の城のようだと言われています。
発生する回数は、年に10回程度と言われており、そのタイミングに居合わせることが非常に難しく、まさに幻の天空の城です。
天空の城と言えば、兵庫県の竹田城跡が有名ですが、こちらはその名の通り天守閣がありません。
日本的な天守閣と雲海の美しさとという観点では、この大野城はまさしく日本の城の美を表現しているとも思えます。
まずは今回の撮影写真を動画にしてみましたのでご覧ください。
それでは撮影地を紹介していきます。
今回の大野城の撮影地はこちら。
駐車場は、こちらのホームセンターパルスさんに駐車することになっているようです。
十分なスペースがあるので、余裕をもって駐車できます。
このホームセンターから撮影ポイントまでは、徒歩で30分くらい掛かります。(以下ルート写真は昼間に撮影)
山道ですので、滑り難い登山靴などで登られることをお勧めします。
竹杖が置いてありました。
ひたすら山道を登っていきます。
撮影スポットでは、思ったよりもスペースがあり、場所取り合戦も酷くなく撮影できました。
最近ではベンチも設置されたそうです。
それでは撮れた写真を紹介していきます。
駐車に到着した時刻は、AM4時頃です。
真っ暗な山道を心細く登ること約20分、そこには絶景が待っていました。
Z9+NIKKOR Z 24-120mm f/4 S (ISO400,F6.3,SS30.0sec,31mm)
Z9+NIKKOR Z 24-120mm f/4 S (ISO400,F6.3,SS30.0sec,51mm)
Z9+NIKKOR Z 24-120mm f/4 S (ISO400,F6.3,SS30.0sec,24mm)
望遠側でも撮影していきます。
Z7ii +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO800,F6.3,SS20.0sec,105mm)
Z7ii +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO800,F6.3,SS20.0sec,105mm)
Z7ii +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO800,F6.3,SS20.0sec,105mm)
Z7ii +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO800,F6.3,SS20.0sec,105mm)
Z7ii +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO800,F6.3,SS20.0sec,150mm)
同じようなカットが多いですが、同じ写真は一つとしてありません。
兎に角、夢中でシャッターを切り続けていきます。
Z7+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S (ISO400,F7.1,SS25.0sec,70mm)
Z7+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S (ISO400,F7.1,SS25.0sec,70mm)
手前の雲海が少なめでしたが、車の光跡が撮れていました。
Z7ii +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO800,F6.3,SS20.0sec,73mm)
Z7+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S (ISO250,F6.3,SS25.0sec,60mm)
Z7+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S (ISO400,F7.1,SS25.0sec,70mm)
手前のオレンジ色の街頭が消灯しました。
Z7ii+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S (ISO500,F6.3,SS20.0sec,43mm)
オレンジ色がなくなるとかなり雰囲気が変わります。
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO200,F6.3,SS20.0sec,70mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO800,F6.3,SS20.0sec,105mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO200,F6.3,SS20.0sec,105mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO200,F6.3,SS20.0sec,160mm)
パノラマ撮影です。
Z7+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S (ISO250,F6.3,SS25.0sec,70mm,pano)
徐々に周囲が明るくなっていきます。
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO400,F6.3,SS20.0sec,130mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO400,F6.3,SS20.0sec,70mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO100,F10.0,SS25.0sec,82mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F13.0,SS25.0sec,70mm,pano)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F16.0,SS4.0sec,95mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F16.0,SS0.6sec,91mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F10.0,SS25.0sec,130mm)
Z7ii+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S (ISO125,F14.0,SS3.0sec,70mm)
Z7ii+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S (ISO125,F14.0,SS0.8sec,24mm)
ついに朝日の出の光が差し込んできました。
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F16.0,SS0.8sec,96mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F16.0,SS1/6sec,155mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F13.0,SS0.4sec,125mm,pano)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F13.0,SS0.4sec,140mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F13.0,SS1/160sec,70mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F13.0,SS1/13sec,120mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F13.0,SS1/8sec,200mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F13.0,SS1/20sec,130mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F13.0,SS1/80sec,115mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F13.0,SS1/15sec,200mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F13.0,SS1/20sec,82mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F13.0,SS1/25sec,115mm)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F13.0,SS1/25sec,115mm,pano)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F13.0,SS1/80sec,115mm,pano)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F13.0,SS1/8sec,200mm,pano)
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F13.0,SS1/13sec,96mm)
Z7ii+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S (ISO100,F14.0,SS1/30sec,37mm)
Z7ii+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S (ISO100,F14.0,SS1/20sec,24mm)
Z7ii+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S (ISO100,F7.1,SS1/160sec,70mm)
Z7ii+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S (ISO100,F7.1,SS1/100sec,70mm)
Z7ii+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S (ISO100,F7.1,SS1/125sec,47mm)
徐々に雲海が消えていきます。
Z7 +NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S (ISO64,F13.0,SS1/8sec,135mm)
Z7ii+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S (ISO100,F7.1,SS1/1000sec,31mm)
以上で越前大野城の紹介を終わります。
いかがでしたでしょうか?
筆者は、越前大野城は初めての訪問でしたが、初めての訪問で雲海を見ることができて本当に幸せでした。
特に今回たった1回で雲海を見ることに成功した理由は、こちらのYouTubeによるライブカメラでした。
夜の20時以降から徐々に雲海が出始めたのを確認しており、22時頃には更に雲海が拡大していること確認して、愛知県の自宅を出発しました。※車で福井県まで行くことができる中部地方周辺の方限定の技ですが。。
また雲海発生日の前日から大野市に濃霧注意報が出ていました。
寒暖差などの気温情報による予測が主流だと思いますが、濃霧注意報も活用できるかも知れません。
地元のカメラマンの方曰く、特に11月の中旬には雲海の発生率が高いそうです。
ですので、11月中旬になったらYouTubeのライブカメラを毎晩ウォッチしておくと、高い確率で雲海を見ることができるかも知れません。
皆さんが天空の城の景色に出会えますように、参考まで記載させて頂きます。
※撮影日:2022年11月18日