今年は暖冬ですが、早くも冬の写真が撮りたく撮影に出掛けました。
狙うは、”日本の屋根”とも言われる北アルプスと星空です。
南北に連なる山域の北アルプスは、新潟、富山、岐阜、長野の4県にまたがり標高3000メートル級の名峰が連なっています。
この長い稜線に冠雪した雪と星空のコラボレーションを撮影しに出掛けました。
とくに富士山なども含めて夜の山を綺麗に撮影したい時は、満月の夜を選ぶと大変くっきりその姿を捉えることできます。
冠雪した山は、月光に照らされて感度を上げずとも簡単に撮影できます。
今回のタイムラプス撮影をしたので、動画にまとめました。
最初の撮影ポイントは、安曇野(あづみの)市の長峰山(ながみねやま)展望台です。
場所はこちら。
展望台まで車で行くことができ広い駐車場もあるので、非常に簡単に撮影できます。(冬季は通行止めの有無を確認ください。)
展望場所はこのように開けています。
展望のための矢倉のような建物もありましたが、前にオブジェなどが入ってしまうため、地面から撮影しました。
こちらは比較明合成の写真です。
比較明合成の方法は、こちらの記事にまとめてありますので参照ください。
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星降る夜の北海道 豊頃町のハルニレの木(一眼レフによる星の軌跡撮影の方法)
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こちらは50mmの画角です。
パノラマ合成です。
続いて紹介するのは、大町市の鷹狩山(たかがりやま)展望台です。
こちらも車で行くこときます。
ただし、冬季の通行止め情報は事前に確認する必要があります。(大町市情報)
※冬期間(例年12月中旬~3月位まで)は、除雪をしないため車の通行ができなくなります。積雪量が少ない時は頂上まで車で登れる時がありますが、道幅が狭いので十分気をつけてください。
※春先は雪が積もったり解けたり繰り返します。道路状況等不安な場合は事前にご確認ください。
恋人の聖地となっているようです。日本各地に聖地が沢山ありますね(笑
展望台はこのようになっています。
撮影はベンチの場所からも可能ですが手前の草が入ってしまうので、展望台の屋上が展望が良いです。
それでは撮れた写真を紹介していきます。
満月の夜では、月光の影響で星は小さく見えにくくなってしまいますので、通常の撮影ですとインパクトに欠ける写真になってしまいがちです。
そこで比較明合成することで、星空を印象的に仕上げることができます。
こちらは、StarStaXを使ったコメットモードでの比較明合成です。
コメット(彗星)のような星の形になるのでとても印象的です。こちらも上述の過去記事を参照ください。
こちらが通常の比較明合成。
こちらがコメットモードによる比較明合成。
通常の撮影ですとインパクトに欠ける写真になってしまいがちです。
ソフトフィルターを使ってみた感じがこちら。
意外にも町明かりが色が滲んで、宝石箱のようです。
以上で長峰山と鷹狩山展望台の紹介を終わります。
どちらの展望台も車で簡単に訪れてことができるので、非常にオススメの星空撮影スポットでした。
積雪状態によっては、通行出来なくなるので、事前に情報を確認していきましょう。
※撮影日:2019年12月15日