今年の2018年も京都に紅葉の撮影に来ました。
今回の撮影場所は、圓光寺(えんこうじ)です。
圓光寺は、慶長6年(1601)徳川家康は国内教学の発展を図るため、
下野足利学校第九代学頭・三要元佶(閑室)禅師を招き、伏見に圓光寺を建立し学校としたそうです。(HP抜粋)
しかもこの圓光寺は紅葉の庭園が素晴らしいだけではなく、とても可愛らしいお地蔵さんがいることでも有名です。
SNSで可愛いお地蔵さんを見たことがある人もいるのではないでしょうか? 後で紹介していきますね。
圓光寺の公式HPはこちら。
この圓光寺の場所はこちら。道路は非常に狭いですが、20台以上は駐車できる大きめの駐車場があります。(無料)
拝観料は、500円/大人・200円/子供です。
拝観時間は、午前9時~午後5時となっていました。
それでは早速撮れた写真を紹介していきます。
本堂の前には、もみじの枝が飾られた水琴窟(すいきんくつ)があります。
※地中に作りだした空洞の中に水滴を落下させ、その際に発せられる音を反響させる仕掛け(wiki)
本堂に入るとすでに多くの人が写真を撮っていましたが、さほど待たずに撮影は可能でした。
当然ながら、三脚は使えませんので手持ち撮影です。
ローアングルからも撮影。
外に出ると、沢山のもみじが庭園に落ちています。
この庭園は、十牛之庭(じゅうぎゅうのにわ)と言って、牛を追う牧童の様子が描かれた「十牛図」を題材にして近世初期に造られた池泉回遊式庭園、だそうです。
庭園の端っこのほうで、沢山の人がしゃがみ込んで何やらやっています。
どうやらみんなこのお地蔵さんを撮影しているようでした。
この笑顔、見ていると、とてもホッコリしますよね。
頭の上のもみじは、誰かが乗せてくれたのでしょうか?
落ちずにずっと頭に乗っているのでボンドでくっついているのでしょうか?という疑問が湧いてきました。
本堂以外にも建物があり、そこでまったりとくつろぐこともできます。
この圓光寺での庭園の撮影ですが、1つ困ったことがありました。
背景となる庭園には人が通る通路がある為、どうしても人がたくさん入ってしまいます。
これまでも過去記事で人を消す方法を紹介してきましたが、今回は別の方法を紹介します。
日本一美しい角島大橋…で紹介した方法は、人を消して完璧に背景を復活できるのですが、レイヤーを使うため三脚などでカメラが固定していることが前提です。
そこで今回は精度は落ちませすが、もっと簡単に人を消す方法を紹介します。
Photoshopというアドビ社の画像編集のブラシツールを使います。
同じくアドビ社のLightroomのスポット修正でも人を消すことができますが、コピースタンプ機能ですので必ず画面のどこかにコピー元を探してこないといけません。
ですので、消したい背景に類似したコピー元が無い場合には、PhotoShopのほうが有効だと思います。
早速事例を紹介します。
下の絵(等倍表示)のように、白い上着を着た人が写ってしまったとします。
そこを画面左上にあるツールBOXの中から、スポット修正ブラシツールを選択して、白い上着の人をこのようになぞります。(グレーになります)
それだけで、あら不思議、このようにPhotoshopが自動的に背景に類似した画像を上書き修正ししてくれます。
この修正ブラシツールですが、周囲の類似する画像から推測しているようなので、まれにあまりそぐわない修正になることがあります。
その場合は、Ctr-Zキーを押して修正前に戻します。
そして修正を繰り返して、気に入った背景になるまで繰り返し同じ処置を行います。
あくまで推測機能なので完璧ではありませんが、等倍で拡大表示しない限りよほど気になることはありません。
いつも人がいない完璧な条件で撮影できる訳ではありませんので、非常に便利なツールですのでオススメです。
以上で、圓光寺の紹介を終わります。
このホッコリのお地蔵さんに会うために、この圓光寺を訪れる人も多いそうです。
今度は新緑の季節に訪れてみたいですね。
※撮影日:2018年11月30日