日本に帰国後、夜桜と天の川のコラボレーションがどうしても撮りたくて、長野県の伊那市にある勝間薬師堂のしだれ桜に行ってきました。
天の川を見るには、月の出ない新月の夜がベストです、またその新月と桜の満開の期間(約1周間)見事に重なってくれたのが今年の2015年です。
事前に月齢カレンダーをチェックして桜の満開のタイミングを狙います。(月齢カレンダー:http://koyomi8.com/moonage.htm?cmd=20150409110)
その新月の夜の4月18日の金曜日に行ってきました。
場所は、ここです。中央自動車道の伊那インターで降りて、20から30分ほど車で走ります。桜の名所である高遠城址公園の直ぐ近くです。
公式サイト:http://www.nagano-tabi.net/modules/enjoy/enjoy_9011020.html
車はこちらの駐車場にとめて10分ほど歩きます。
夜中の12時過ぎ頃ころに南の空から天の川が登ってきました。(クリックで拡大)
Lightroomのかすみの除去をつかって天の川をあぶり出しました。
だんだんと角度をつけて天の川が上り、午前2時ころにはこのくらいの角度になります。
このしだれ桜は本当に見事な枝ぶりで下から見ると、星が透けて見えます。
縦構図です。
このしだれ桜は、薬師堂を挟んで左右に2本あります。(天の川を飛行機が横切ってます)
今回の撮影では、全てソフトフィルターを付けて撮影することで、星を大きく写しています。
これができるのもレンズ交換式の一眼レフならではです。是非試してみてください。
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今回撮影に使用したレンズは、AT-X F2.8 PRO FX 16-28mm というレンズです。
通常この手の前玉の飛び出した出目金の広角レンズには、ソフトフィルターを取り付けることはできません。しかしながらソフトフィルターを丸く後玉の形にカットして後玉の中に両面テープで固定することで、ソフトフィルターを使うことができます。カットするソフトフィルターはこれです。
このフィルターの周囲に両面テープを小さくカットして貼ることで、後玉に取り付けます。普段はこのようなSDカードのケースに入れて持ち運んでいます。
後玉を上に出した状態で、フィルターを載せて、両面テープ部分を爪でチョイチョイと押して貼り付けます。
位置がしっかり決まると中に入っていきます。
両面テープは今ところ10回以上剥がしても十分に粘着しますので、十分実用的です。
一眼レフカメラがあれば星空の撮影は非常に簡単ですので、皆さんも是非トライしてください。
※撮影日:2015年4月18日
夜の勝間薬師堂だけでなく、昼間の勝間薬師堂も撮影してきました。
薬師堂の境内からベンチに座る老夫婦を撮影しました。
勝間薬師堂の周囲にもたくさんの桜がありました。
昼間の勝間薬師堂も素晴らし咲き誇りでした、
高遠城址公園の桜もすぐ隣ですので、合わせて訪れてみてください。
高遠城址公園の桜の記事はこちら。
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※撮影日:2019年4月20日