先日の8月25日、待望のEOS 5D Mark4が発表となりました。続けてキャノンよりFIVE GRAPHYとい5D Mark4のお披露目会がありましたので、そこで5D Mark4を触ってきましたので簡単に紹介したいと思います。
既にいろんなところで書き込みがありますが、結論を先に言うと、正常進化はしているが、他社動向と比較すると物足りないスペックの割りに、お値段高めです。
プロカメラマンの方のコメントでは、高感度が強くなり新しい表現が可能になったにも関わらず、画素数も大幅に増えているバランス機であるということを皆さん共通してアピールしておりました。
今回はまだ試作機のみの展示ということで、画像の持ち帰りはできませんでしたので、背面モニターを写真で撮って比較してみました。
上段の列でISO感度の数値が表示されている方が5DMark4、下段が同感度の5DMark3(感度表示なし)となります。(慌てて撮影のため、指紋の拭き取りを忘れましたので、ご容赦ください)
所感としては、5D Mark3に比べ、1段ほどの改善が見られているように感じました。上の比較図で言うと、5D Mark4のISO25000がMark3のISO12800程度のノイズに見受けられます。高感度の画質については、プロカメラマンの田中達也氏が、天の川の写真で、太鼓判を押しておりました。
次はMark4だけで、ISOの比較を行ってみました。やはり正常進化しているようです。ISO感度12800でもBOOK STORAGEの文字が崩れず認識することができるので、個人的には、ISO感度12800もなんとか許容範囲に入ると思います。
但し、低ISO感度では認識できた白い生地の質感(シワ)は、ISO感度の上昇と共に失われているのが分かると思います。
背面の操作パネルはこのようになっており、またAFのモード選択専用のボタンが1個追加になっている以外は、全て5D Mark3と同じです。
しかし、液晶モニターは解像度が104万から162万ドットとなり、見た目にも解像感が増しているのが分かりました。
さらに液晶モニターはタッチパネル式になっており、スマホのように操作することができます。
このタッチパネルは、意外と使い易く、従来の設定画面において、反対端のメニュー項目へ移動するにはダイヤルを頑張って回さなければいけませんでした。しかし、新しいタッチパネルでは、タッチするだけで、行きたいメニュージャンプできます。
残念ながらバリアングルモニターではありませんが、前述の田中達也氏曰く、かがんだ姿勢でもモニターからシャッターが切れるようになるなど、細かい利便性が向上しているようです。
シャッター音については、5Dsと5Dsrと同じメカを踏襲しているので、同じようなシャッター音でした。
オールラウンダー機としての正常変化ですので、静止画、動画のそれぞれで書きれないほどの変化点があります。細かい変化点に関しては、こちらのCANON USAの動画が上手くまとまっております。英語が苦手な方でも比較的分かり易い動画になっていますので、一度見て見てることをオススメします。
こちらの動画が5D Mark4の静止画についての紹介です。
こちらの動画が5D Mark4の動画についての紹介です。
こちらの動画(Tony&Chelsea Nothrup)では、5D Mark4を客観的に比較、分析してます。
・Wifiの接続が、他社(ニコンなど)と比べると、煩わしいこと(スマホを一旦インターネットの接続から外す必要がある)
・4Kの動画の画角が、1.75倍と狭いこと、
などなど見逃しがちな細かいユーザビリティの解説もしてくれており、一聞の価値のありです。
また、同時に発表となりました新型のEF24-150mm F4L IS II USMとEF16-35mm F2.8 III USM も展示されておりました。
どちらのレンズも重量がUPしているようで、EF24-70mm F2.8 II USMと同じくらいの筐体サイズと感じました。
前モデルからの進化として、周辺減光、シャープネスに大きな改善が見られるとして、プロカメラマンの石橋睦美氏もEF24-150mm F4L IS II USMを絶賛しておりました。
またバッテリーグリップも発売になるようです。
こちらもレンズの発売は、少し遅れて10月以降になるとのことでした。
以上、簡単ですが、新型の5D Mark4を触ってみた所感です。
まだ価格がかなり高いので、もう少し5D MarkⅢを使い続けようか迷っております。。皆さんは購入されますか?