赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

日本

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼巡り)

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今回紹介するのは、JRのポスターで東北の紅葉の絶景として有名になった青森県は十和田市の蔦沼(つたぬま)です。

蔦沼は、十和田八幡平国立公園の蔦温泉にある、蔦7沼という7つの沼(蔦沼、鏡沼、月沼、瓢箪(ひょうたん)沼、菅沼、長沼、赤沼)の1つです。

この蔦七沼で最も大きな蔦沼は、秋の紅葉の時期になるとたくさんのカメラマンが訪れる十和田・奥入瀬エリアの人気スポットです。

朝の日の出の時間になると、刺し込んだ朝日に照らされ、赤い紅葉がさらに真っ赤に染まり、さらに蔦沼の穏やかな水面にシンメトリックに映し出されます。

そんな蔦沼の場所はこちら。

駐車場はたくさんあるのですが、紅葉の朝焼けの時間帯はたくさんの人が訪れる為、AM5時には到着しておきたいです。

蔦の7沼(※赤沼除く)はこの地図のように並んでおり、最も近い蔦沼から反時計回りに散策をする方が多いです。

(赤沼は、離れた場所にあり、この沼巡りの小道では行くことができません)

移動時間が下の地図に書いてありますが、すべてを足すと95分が必要になります。

ですので、6沼を全て見て戻ってくると、休憩などを含めるとざっと約2時間程度は必要になります。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

蔦沼が最も有名ですが、蔦沼以外にも、長沼、菅沼もとても綺麗です。記事の後半で紹介しますが、湖面に反射する紅葉は絶景です。

まずは、新緑の5月の蔦沼のから紹介していきます。歩いていく小道もとても爽やかです。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM(ISO100,F6.3,SS1/30sec)

蔦沼に到着すると、木製の歩道があり、そこから撮影します。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

5Dmk3 + AT-X 16-28mm F2.8 PRO (ISO100,F6.3,SS1/50)

蔦沼の後方に見える山は、八甲田山系の1つの赤倉岳です。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM(ISO100,F11.0,SS1/60sec)

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM(ISO100,F6.3,SS1/60sec)

風がない状態ですとこのように湖面(沼面)に反射します。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM(ISO100,F11.0,SS1/60sec)

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM(ISO100,F11.0,SS1/100sec)

風が吹くと、湖面が荒れて、このように反射は見えなくなりますが、その部分がエメラルドグリーンになって美しく輝いていました。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM(ISO100,F6.3,SS1/160sec)

1点注意して欲しいのが、撮影ポジションです。

まずは下の写真を見てください、

手前側の岸の付近が、構図の左下に入ってしまいます。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

5Dmk3 + EF24-70mm F2.8L IS ii USM(ISO100,F6.3,SS1/125sec)

上の写真は、下の絵の赤の星のポジションから撮影しました。

手前側に岸がせり出しているので、どうしても画面左下に入ってしまいます。

そこで青の星のポジションから撮影すると同じ画角でも手前に岸が入らない構図を撮影することができます。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

 

続いては、10月の紅葉の朝焼けの紹介をします。

まずは場所取りですが、夜中の2時半に到着しましたが、すでに5,6名の方が場所取りをしていました。

先ほどの青い星のポジションに三脚を置き、場所を確保して星の撮影です。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

徐々に日が木々に刺し込み始めます。時刻はAM6時7分頃です。(日の出時刻は6時)

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO100,F7.1,SS1/8sec)

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO100,F7.1,SS1/8sec)

徐々に赤みが増していきます。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO100,F7.1,SS1/5sec)

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO100,F7.1,SS1/5sec)

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO100,F7.1,SS1/10sec)

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

湖の水面まで光が届きそうです。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO100,F7.1,SS1/20sec)

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO100,F7.1,SS1/6sec)

日が光が湖に入り、上下が繋がります。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO100,F7.1,SS1/25sec)

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO64,F7.1,SS1/25sec)

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO64,F7.1,SS1/60sec)

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO64,F7.1,SS1/100sec)

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO64,F7.1,SS1/100sec)

以上が、蔦沼の紅葉です。朝焼けが終わってもなかなか場所を離れられないほど印象的な光景でした。

ちなみに、紅葉の時期の蔦沼の現場の様子はこのようになっています。

sdr

熾烈な場所取り合戦から撮影がスタートしますが、満足する写真を撮り終えた時はその喜びもひとしおでした。

 

 

蔦沼に続いての2つ目の沼は、鏡沼です。

この鏡沼は小さい沼なので、風が入り込まず水面はいつも穏やかで鏡のような映り込みが撮れます。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO100,F9.0,SS1/60sec)

続いての3つ目の沼は、月沼という沼ですが、これは小さくてあまり絵にならないので省略。(ごめんなさい、月沼。。)

蔦7沼の散策の楽しみは、沼だけではありません、黄色く染まるブナの原生林の中を歩くのはとても心地よいものでした。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 + AF-S Nikkor 70-200mm F/2.8G ED VR II

4つ目の沼は、長沼(ながぬま)です。

沼の手間には緑色の草原が広がり、写真で見るより実物はかなり絶景です。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO64,F7.1,SS1/40sec)

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO200,F6.3,SS1/200sec)

また散策の小道は、綺麗に整備されていますし普段靴でも十分に散策することができます。

ふと上を見上げると、この景色です。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO100,F7.1,1/50sec)

5つ目の沼は、菅沼(すがぬま)です。こちらも紅葉が湖面に反射してとても綺麗です。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO320,F7.1,1/250sec)

こちらは、カメラを池の湖面ギリギリで手で回転させパノラマ撮影しました。(D850のチルトモニターはやはり便利です。5Dmark4では撮影できないでしょう)

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO320,F7.1,1/320sec)

池の周囲を散策し、湖畔の反対側に回ってみると、こちらもこのような反射が撮れました。

沼に少しだけ足を入れての撮影なので、長靴と三脚は必須です。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO64,F10.0,1/20sec)

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO64,F10.0,1/30sec)

風が止む瞬間を求めてじっと待ち続けます。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO64,F10.0,SS1/40sec)

まるで長野県の御射鹿池(みしゃかいけ)のようです。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

D850 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G (ISO64,F10.0,1/30sec)

最後の6つ目の沼は、瓢箪沼(ひょうたん沼)ですが、こちらも割愛。(ごめんなさい、瓢箪沼)

※7つ目の赤沼には行けません

以上の6つの沼を全て回ると、2時間程度が経過しておりそれなりに疲労します。

そこでオススメなのが、蔦温泉です。

千年の秘湯と呼ばれるこの温泉、建物の外観は古めですが、中はとても綺麗で、特に大浴場の大きな吹き抜け建屋には驚きました。

赤のシンメトリーの絶景、紅葉の蔦沼の朝焼け。(蔦の7沼)

是非、7沼巡りで疲れた身体を癒してみることをおすすめします。

以上、蔦沼と蔦の7沼巡りの紹介でした。

※撮影日:2017年10月28日(紅葉)

※撮影日:2016年5月21日(新緑)

 

///お知らせ///

当ブログの蔦の7沼の写真が、レアルインターナショナル(株)様より壁紙ポスターとして発売になりました。

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