続いて、北海道は上士幌(かみしほろ)町のタウシュベツ橋梁について紹介します。
タウシュベツ橋梁は、北海道は上士幌町の糠平(ぬかびら)湖にある、コンクリート製のアーチ橋です。またアーチ橋ということもあり、「めがね橋」の別名を持っています。
タウシュベツ橋梁の場所は、こちら。
冬季にタウシュベツ橋梁に行くためには糠平湖の反対側に駐車して湖上を歩いていくのが一般的です。
始めての方は、ツアーで訪れることをお勧めします。ツアーはひがし大雪自然ガイドセンターで催されているので、そこに参加します。非常に丁寧に対応してくれます。(http://www.guidecentre.jp/)
しかしツアーは昼間のみ催されているので、夜に訪れる場合は、単独になってしまうことになります。
当然ながら、夜に訪れると道が見えないのでかなり危険です。湖上ですので、時期や場所によっては湖に落ちないとも限りません。
ですので、ルートの経験者やスノーシューなどの装備がない限り、昼間か遅くとも夕方(もしくは満月)に湖上の移動を完了してしまうのが望ましいです。
※事故が発生すると、また撮影禁止の場所が増えてしまいますので、自己責任かつ最低限の装備はマナーの一部と考えたほうがよいです。
駐車場は、こちら。(ワカサギ釣りのスポットでもあるので、車がたくさん止まっています)
ただし、駐車場といっても、下の写真のように、路肩に駐車スペースがあるのみです。
入り口にはこのような、のぼりが立っています。
湖上を歩いていくと、糠平湖のきのこ氷にも出会えます。
40分ほど歩くと、タウシュベツ橋梁に到達できます。昼間か遅くとも夕方に移動すると、目視で目標地点が確認できるので、絶対に迷いません。
行程の約半分は圧雪されており、スノーシューはなくてもタウシュベツ橋梁まで到達は可能です。(かなり足は取られますので、あったほうが確実に良いです)
日が暮れるまで、待ってから撮影を開始しました。
まずは橋の西側から撮影です。
北側の星空です。月夜でもそれなりに、星は写っていました。
徐々に北側に回って、北側の土手の上からタウシュベツ橋梁を見下ろすように撮影します。
今度は西側に回ります。
西側の正面から。
時々氷が溶けて落下する「ガシャーン」という音が聞こえます。けっこうビビります。
また、橋の前後には、ロープが張ってあります。橋が崩壊、落石する可能性があるので、ロープの中には入らないようにしましょう。
この夜は、他にも4,5名のカメラマン(ウーマン含む)が来ていました。
西側から橋の上を正面から撮影です。
帰る時は、もと来た道を戻るだけですので、比較的容易ですが、やはり月のある夜のほうが安心です。
また、夜はかなり冷えますので、防寒対策はしっかりしましょう。今回は、氷点下10度付近だったようです。
スノーシューはなくても大丈夫でしたが、やはりかなり足を取られる場面が多かったです。
プラスチックの安価なかんじきも売っているので、試してみてもよいかもしれません。(耐久性に難ありのようですが)
スノーシューでも安価なものもありますので、こちらのほうが良いかも知れません。
撮影日:2017年2月4日