まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

日本

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川(ポータブル赤道儀による新星景写真の作成方法)

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続いて紹介するのは、奈良県は宇陀市にある又兵衛桜です。

正式な名前は、本郷の瀧桜と言うらしいですが、

大阪夏の陣で討ち死にした後藤又兵衛がこの地方に逃れて来た言い伝えがあることから、又兵衛桜という通称で呼ばれているそうです。

実際にこの又兵衛桜は、石垣の上から生えており、その石垣の上に又兵衛の屋敷があったという言い伝えです。

しかし、石垣の上に生えてる大きなしだれ桜は、見事という他ない日本のおとぎ話ような景色を作っています。

この又兵衛桜の場所はこちら。

駐車場は又兵衛桜の周囲にありますが、繁忙期は少々混雑します。

料金は1000円/回でした。

それでは撮れた写真を紹介していきます。

まずは又兵衛桜と天の川狙いをましたので、夜中の1時に到着しました。

しかし、新月と又兵衛桜の満開が重なった日ということで、大変多くのカメラマンが既に到着していました。

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D850 +AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED (ISO1000,F1.4,SS13sec)

これは、24mm F1.4で撮影しました。

F1.4ですのでこれだけでかなり明るいため、天の川がしっかり写ります。

車のライトなどが当たると桜の色も変わります、これはこれでいい場合もあります。

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D850 +AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED (ISO1000,F1.4,SS13sec)

白いライトを当てる人もいます、これもこれで良いと思います。

長時間当てすぎは迷惑ですが、ほどほどなら特に問題ないと思います。

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D850 +AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED (ISO1000,F1.4,SS13sec)

こちらは、天の川を赤道儀で168秒(約3分弱)ほど追尾した画像です。

赤道儀で星を追尾すると当然、地上の絵(又兵衛桜)は流れてしまうので、空と地上の絵を合成して一枚の写真にしてあります。(地上は20秒の露光)

これを新星景写真といいます。(私の場合は簡易に合成しただけなので、なんちゃって新星景です)

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D850 +AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED (ISO200,F1.8,SS168sec)

今回、使用した赤道儀はSLIKのECH-630です。

動作モードが分かる液晶、水平にセットして微動雲台としても応用できる、真四角でコンパクトに収まるということからでECH-630を使用しています。

他にも赤道儀といえば、ビクセンのポラリエをはじめ多くの手頃でコンパクトな赤道儀が、ポータブル赤道儀として登場し人気となっています。

ケンコーのスカイメモは少々大きくかさばります。

サイトロンのナノトラッカーは安価なのが魅力ですが、現在の動作モードがLED点灯でしか判断できず分かりにくいのが難点です。

最近はUSB充電がついたモデルが登場して便利になりました。

続いては、日の出の写真を紹介していきます。

6:20分ころ、又兵衛桜の上から日が当たり始めます。

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D810 +AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR (ISO100,F6.3,SS1/250sec)

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D810 +AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR (ISO100,F6.3,SS1/250sec)

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D810 +AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR (ISO100,F6.3,SS1/250sec)

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D810 +AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR (ISO100,F6.3,SS1/100sec)

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D810 +AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR (ISO100,F6.3,SS1/80sec)

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D810 +AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR (ISO100,F6.3,SS1/80sec)

明るくなってくるにつれて沢山の人が又兵衛桜の下に集まってきました。

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D810 +AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR (ISO100,F6.3,SS1/80sec)

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D810 +AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR (ISO100,F6.3,SS1/80sec)

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO100,F7.1,SS1/50sec)

皆、楽しそうに写真を撮っています。

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO100,F5.0,SS1/160sec)

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO100,F7.1,SS1/30sec)

この下の2枚は、Photoshopのレイヤーをつかって桜の下にいる人を消してみました。

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO100,F7.1,SS1/50sec)

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D850 +AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8G ED VR (ISO100,F7.1,SS1/80sec)

人がいると又兵衛桜の大きさが分かりますが、人がいないとその静けさを感じることができますね。

また早朝の又兵衛桜の周囲はこのように大勢のカメラマンが集まっていました。

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

最後に又兵衛桜に、ベンガルワシミミズクというミミズクを連れて来ている方がいらっしゃいましたので写真を撮らせてもらいました。

ミミズクってフクロウのように結構大きな生き物ですので、かなり目立ってました。みんな写真撮りまくりです(笑

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO100,F5.0,SS1/200sec)

まるでおとぎ話の一本桜、奈良県宇陀市の又兵衛桜と天の川

D850 + AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8E FL ED VR (ISO100,F2.8,SS1/800sec)

以上で又兵衛桜の紹介を終わります。

満開の又兵衛桜のタイミングで、新月でしかも晴天という日が重なるのは何年に一度かも知れません。

石垣の上に立つ堂々と立つしだれ桜が朝日を浴びる様は本当に神々しいものでした。

宇陀市はなかなか交通の便が良い場所ではありませんが、素晴らしい桜でしたので、是非とも訪れてみてください。

※撮影日:2019年4月7日

 

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最後に新星景で天の川と地上を合成した方法を自分のメモ代わりにまとめておきます。

①ライトルームから天の川と地上の写真の2枚を選択して、Photoshopでレイヤーとして開きます。

新星景写真の2値化マスク合成

②この画面になります。

天の川の写真を上のレイヤーに、地上の写真を下のレイヤーに配置します。(ドラッグアンドドロップで)

新星景写真の2値化マスク合成

③メニュの選択範囲から、焦点領域を選択します。

新星景写真の2値化マスク合成

④この画面になります。この後、焦点範囲減算ツールをクリックします。

新星景写真の2値化マスク合成

 

⑤するとブラシツールのように選択範囲を塗りつぶすことができます。

左上のサイズでツールのサイズを変更して、地上が白くなるように塗っていきます。

新星景写真の2値化マスク合成

⑥最終的にこのようにします。

新星景写真の2値化マスク合成

⑥次に、天の川の写真を選択した状態にします。※この時、レイヤーは非表示にします。(目のマークをクリック)

新星景写真の2値化マスク合成

⑦選択範囲から、焦点領域を選択します。

※色域指定を使うことも可能だと思いますが、私はこちらが簡単でした。

新星景写真の2値化マスク合成

⑧この画面になります。パラメータ:焦点距離のスライダーを動かすことで、選択範囲を変更できます。

地上のみを選択するように調整していきます。

※ここでは白い部分が減算処置なので選択範囲から除外される部分。

新星景写真の2値化マスク合成

⑨焦点距離減算ツールを選択します。

新星景写真の2値化マスク合成

⑩左上のスライダーでブラシの大きさを変えて、地上を白で塗りつぶしていきます。

新星景写真の2値化マスク合成

⑪最終的にこのような状態にします。OKボタンをクリックします。

新星景写真の2値化マスク合成

⑬メイン画面に戻ります。上の天の川の写真を選択した状態にします。

新星景写真の2値化マスク合成

⑫画面の右下の「マスクの追加」をクリックします。

新星景写真の2値化マスク合成

⑬天の川の写真の横に、マスクが生成されます。

新星景写真の2値化マスク合成

⑭しかし、天の川と地上の境界がこのように綺麗になっていません。

新星景写真の2値化マスク合成

⑮この境界をブラシツールで調整していきます。色をグレーにすることで半分透過状態にして境界を塗っていきます。

新星景写真の2値化マスク合成

⑯その結果、このようになります。※実際に実施したときはもう少しきれいに追い込みました。

新星景写真の2値化マスク合成

⑰ファイルを保存して完成です。

新星景写真の2値化マスク合成

まだ少し境界の部分がそこまでしっかりとできておらず合成感がありますが、あまり細かい事を気にしない方はこのレベルでいいのではないでしょうか。

他にもやり方は沢山あると思いますが、これが一助になれば幸いです。

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